映画製作者のアダム・ホワイトにインタビューをする機会がありました。アダムは末日聖徒イエス・キリスト教会の会員です。彼は2014年の1月24日にユタで初公開された「閃いた銃」という長編特撮映画の台本を書き,監督をしました。

2人のモルモン宣教師がマフィアに間違われる時に何が起こりますか。

この映画についてのインスピレーションはアダムがアルゼンチンでモルモンの宣教師として伝道していた時に得ました。その町のプラザに人々が集まっていて,宣教師はそこにいる人々に話しかけていました。アダムは,宣教師がいつもスーツを着ているので,アルゼンチンの人たちは彼と同僚を(宣教師はいつも二人で行動する)CIAかFBIそのほかの組織の諜報員だとしばしば間違ったと言っています。そのことが「閃いた銃」の発想に結びつきました。そのことをアダムは娯楽的な要素があって面白いと思いました。

彼は10年前に最初の原稿を書き,何年もかかってそれを発展させました。ほとんどの出演者はオーディションで決めましたが,アダムは4人の中心的役柄,つまり2人の宣教師とマフィアの兄弟を自分で決めました。彼らとそれから多くの配役も末日聖徒です。

 

アダム・ホワイトについての略歴

アダムはアリゾナ州のギルバートで生まれ,育ちました。彼は奥さんのグリータに自分の姉妹が劇に出演するのを見に行くために東アリゾナ大学に行った時に会いました。彼女とグリータは良い友だちで,アダムは「彼女のことを良く知ることができるように彼女たちの近くをうろうろしていました。」2000年にアダムとグリータは結婚し,今では5人の子供がいます。彼らは家族そろって映画に行くのが好きです。

 

監督になる

何が彼を映画のキャリアーを選ばせるきっかけになったかと尋ねられてアダムが答えたのは,「父が,わたしが子供の頃VHSのカムコーダーを買って,その時から映画を作り始めましたが,映画製作が自分の職業になるとは思っていませんでした。アダムはブリガム・ヤング大学に入学し,映画界に入るのを職業として考えようと決意しました。その時、彼と奥さんのグリータには2人の子供がいました。彼はビジネスを専攻し,映画は余暇にするように勧められていました。彼はその勧めを受け入れ,BYUでの2年間ではビジネスを勉強し,後にアリゾナ州立大に転校し,2005年にビジネスを専攻して卒業しました。彼はSEOビジネスを始めましたが,それを2009年に売って,本格的に映画制作に注意を向けました。映画を作ることはいつでもわたしが第一に情熱を傾けていたことです。わたしが自問していたことは,「これは単なる夢なのか,あるいはこれで生活をやっていけるのか」でした。

脚本家であり監督のアダム・ホワイトが「閃いた銃」の撮影所で プロの殺し屋役のトム・ポーストと

脚本家であり監督のアダム・ホワイトが「閃いた銃」の撮影所で プロの殺し屋役のトム・ポーストと

アダムが言及したのは,多くのコメディーは「汚いユーモアがひどく,健全なコメディーはあまりないという理由で,コメディーには興味がありませんでした。」彼はイエス・キリスト教会の指導者が,「健全でなく,行き過ぎた暴力を扱うメディア」を避けるようにという勧告をしていることについて語りました。

例えば,1972年に教会の大管長会は次の声明を発表しました。

「わいせつが害を及ぼす証拠がたくさんあります。わたしたちは印刷物,レコード,テープ,テレビ,映画においてわいせつが増大していることに深く心配しています。。。。。わたしたちはすべての末日聖徒が,好色の多くの狡猾な形式のどれに対しても避けるように強く促します。」(大管長会の声明,チャーチニュース,1972年10月7日,5ページ)

十代の世代に向けたパンフレットでは,聖霊との関係を維持することが,メディアの利用についての指導方針です。

「不道徳や暴力を容認するようなものにも加わらないようにしなさい。勇気を持って映画館からでたり,音楽を変えたり,コンピューター,テレビ,あるいは携帯の機器を,もし御霊を遠ざけるようなものを見たり聞いたりしたら,消しなさい。」 (「若人の強さのために」,11ページ ).

「善良で清い娯楽の必要性は大きいです」とアダムは語りました。「そしてわたしは本当にその必要性を満たすために助けたいと本当に強い願望があります。」

アダムと映画のキャストたち

 

アダムの2つの目標

最初に,わたしは人々を楽しませたいと思います。人々が「閃いた銃」を何度も鑑賞し,それがとても陽気なものだと思い,そしてそれについて話して欲しいのです。わたしはその作品のすべてがすべての人に好まれるとは思いませんが,みんなが喜んでくれるものがあることを期待しています。

2つ目の目標は,人々が落ち着いてみていられる善良で清い内容を創作することです。家族を連れて見に行っても見る内容に心配しないでいられるものです。家族が見ても100%健全な内容だと知ることができるのです。

 

頂点へまっしぐら

ジョーン・ダリンはこの映画の中で伝道部会長の配役ですが,彼は末日聖徒ではありません。イエス・キリスト教会では,伝道部会長は世界中の宣教師の働きを監督しています。それぞれの会長は特定の伝道部に割り当てられて,200人以上の宣教師を指導します。伝道部会長の責任は身体的にもまた霊的にも重い責任です。

アダムは2013年の5月に撮影を計画していました。4月にジョーン・ダリンがその役割の準備ができるように,アダムが語ったのは,「この役割に対して備えるようにヒントがあります。総大会に行ってその話者たちがどのように振る舞うかを見てください。そうすればその役でどのように振る舞うかが分かるでしょう。」

4月の総大会(末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者によって行なわれる年に2回の全世界に向けての大会)を見て,アダムはジョーンにそれを見たか尋ねました。ジョーンはそれを録画しておいて4回から5回見たと答えました。彼が言ったのは,「もしあなたの教会に入ったら,わたしはすぐにトップの人になる準備ができています。」

閃いた銃のポスター

「閃いた銃」はユタで1月24日に公開され、他の州の特定の劇場で後になって上映されました。

アダムは映画にとって最初の週末が最も重要の時であると語っています。「善良で清い映画が成功するためには,最初の週末での支持が必要です。」その時に良い動員ができれば,その劇場ではその映画をより長く上映し,より多くの人が見る機会に恵まれます。それがないと,その映画を取り下げて別の映画を上映します。

 

デリサ・ブッシュマン・ハーグロウブによる投稿

この記事はもともとdelisaによって書かれ、about mormon.orgに投稿されました。