写真はMormon FAQより
末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)は、世界中に一千四百四十万人以上の会員が存在します。ときに、モルモン教はアメリカの教会だと思う人々がいますが、実際は、アメリカ国内よりも国外により多くの会員がいます。英語を話す人よりも英語以外の言語を話す人が多く、教会の教材は、多くの言語に訳されています(2008年で166言語)。
モルモン教は、1830年にニューヨークで、たった6人の会員で組織されました。117年後の1947年に会員は数百万人に達しました。その16年後に、会員数は二百万人に達し、8年後には、三百万人に達しました。教会には、力強い宣教師のプログラムがあり、常に約5万5千人の宣教師が働いています。そして、モルモン教は、アメリカで最も急成長している教会の一つと考えられています。実際のところ、成長している数少ない教会の一つです。 多くのモルモンの宣教師たちは若く、傍観者たちは、 宣教師のプログラムに感心します。若い男性は、通例、18歳になると2年間の奉仕に出ることができ、若い女性は、19歳で18ヶ月の奉仕に出れます。これらの宣教師たちは、モルモン教の宣教師として奉仕するために、学校、愛する人々、仕事、趣味、スポーツ、ときには、スターの座でさえ後にします。伝道の期間中、宣教師は主の業のみ行います(デートは許可されません)。多くの場合、彼らは、外国語を短期間で習得し、家から遠く離れた、まったく異質の文化環境の中で働かなければなりません。
教会には、ささやかな給与を受ける教会幹部を除いて、有給の聖職者はいません。代わりに、教会には一般の聖職者がいます。教会の会員すべてに、実際上、召しが与えられ、教会で一時的に奉仕をするよう召されます。例えば、ビショップは集まりの最高位であり、牧師、神父や律法学者と同等の責任があります。ビショップは、無給で平均して5年間奉仕し、自分の本職と家族の活動を続けます。
モルモン教には、他のキリスト教の信仰と異なる、核となる信念と実践があります。まず第一に、教会は1830年に設立されましたが、プロテスタント派ではありません。プロテスタント派は、改革主義を信じ、ギリシャ正教で認識される間違いを正そうとします。代わりに、モルモン教は、イエス・キリストの古代の教会を回復されたものです。これは、モルモン教の教義は、ギリシャ正教の教義が、イエス・キリスト御自身によって組織された元の教会であると、初期の評議員会が決定したときよりも、以前にさかのぼることを意味します。組織は古代の教会と同じで、キリストが教会のかしらです。教会の大管長である、生ける預言者への直接の示現をとおして、キリストが教会を導いておられます。モルモン教には、十二使徒がおり、彼らも預言者です。また、聖書の時代と同様に七十人定員会もあります。神の御名によって役目を果たす、神権の力も回復されました。これは、奇跡はいつも起こり、すべての霊的な賜物は教会で明らかにされることを意味します。神権の回復により、地上で結ばれるものが天においても結び固められるようになりました。水に沈められるバプテスマ、按手確認の聖霊の賜物、家族を永遠に結び固める神殿の儀式は、末日聖徒が享受する祝福です。
モルモン教は、こうではないという部分があります。モルモン教は、狂信的教団ではありません。最新定義では、狂信的教団とは、力強い人物を崇拝させるために、信者たちを強制することを暗示することであるとあります。自由意志は、わたしたちのための神の計画の基本教義です。強制は、福音やモルモン教には存在しません。モルモン教の会員は、真実を見極めるために、祈りの力と聖霊の導きに頼ります。預言者がわたしたちに与える勧告が、主により認証されるものかどうかを、モルモン教徒は、各人に与えられる個人の啓示をとおして、知ることができます。モルモン教の会員は、回復された最初の預言者である、ジョセフ・スミスを崇拝しません。モルモン教は、ジョセフ・スミスが、迫害に苦しめられ、真実のために殉教したため、彼を尊敬していますが、モルモン教徒が崇拝する中心には、イエス・キリストがおられます。モルモン教は、聖書をモルモン書に置き換えてはいません。モルモン教は、聖書を信じるキリスト教徒であり、英語を話す国では、出版されたままの状態の(脚注と相互参照が追加された)欽定訳聖書を使用しています。
ブリガム・ヤング大学で哲学の教授であり、モルモン教の偉大な知性の持ち主の一人である、故トゥルーマン・マドセンは、かつて、「哲学にはすべての偉大な疑問があるが、モルモン教にはすべての偉大な答えがある」と言いました。実に重要な疑問とその高貴な答えについてお知りになりたい方は、www.mormon.orgにアクセスしてみてください。
モルモン教は多神教であるといわれています。しかもその神々はもとは人間だそうで…。神には肉体があるってことですね?
その神の肉体は、復活の体とどう違うのですか?神になった人はキリストのように復活しているわけですから生前の肉体とは異なる霊的な体を持っているのでしょう?ところが聖書では神は唯一であるとされ、神の前には神以外に存在しないのです。
聖書では、人間が神化するとは明記されていません。キリストのようになれるとはありますが…。
果たして、唯一神という聖書の教えをモルモン教ではどのように解釈なさっておられるのですか?
また、キリスト教では三位一体の神を信じますが、モルモン教では認められませんね。理由を簡単に教えて下さい。
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コメントありがとうございます。わたしたちの教会は末日聖徒イエス・キリスト教会といいます。モルモン教として知られていますが、ぜひこれを機に、「末日聖徒イエス・キリスト教会」という名前も覚えていただけたら嬉しいです。
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頂いた質問はきっと他にも同じような質問がある方がいらっしゃるかもしれませんので、こちらのコメントに返信という形でお答えさせていただきます。
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では、いただいた質問にお答えします。
>その神の肉体は、復活の体とどう違うのですか?神になった人はキリストのように復活しているわけですから生前の肉体とは異なる霊的な体を持っているのでしょう?
私たちの教会では、現世(今生きている状態)で様々なことを経験し、キリストの贖いの祝福を受けて成長していると信じています。亡くなった後は、おっしゃる通り復活をし、完全な体を得て神にお会いして、最後の裁きを受けます。この裁きでは、自分が生きている間に行ってきたことに基づいて、その後自分が行く世界が決まります。わたしたちが目指すところは、神がおられる日の栄えという場所です。ここは最も栄光ある場所で、神と一緒に住むことがふさわしい人が行くことができます。
このことから、神は栄光ある御方だと信じています。体は完全で霊はその最も高い位の栄光を受けています。この点から、神の霊は特別です。しかし、それは復活したから栄光ある霊を得たのではなく、神御自身の霊が栄光ある霊だったということです。
>聖書では、人間が神化するとは明記されていません。キリストのようになれるとはありますが…。
果たして、唯一神という聖書の教えをモルモン教ではどのように解釈なさっておられるのですか?
わたしたちは唯一まことの神の存在を信じています。神は万物の創造主でわたしたちの霊の父です。これは三位一体を信じないことも意味しています。神とキリストと聖霊は別の御方だからです。
すべての人が神となるとは信じていませんが、すべての人に神となる可能性があると信じています。
聖書にはわたしたちが神のようになることについて触れている聖句がいくつかあります。
創世記1章26-27節には、わたしたちが神のかたちに作られたと書いてあります。また、アダムとエバが「善悪を知る木」から実を取って食べたことによって、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった」とあります(創世記3章22節)この流れはわたしたちが神のようになる可能性の過程を指していると信じています。
また、ヨハネ10章33-34節では、キリストはこのように言いました。「あなたがたの律法に、『わたしは言う、あなたがたは神々である』と書いてあるではないか。」
山上の垂訓では、「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」イエスは弟子たちに命じられました。
他にも使徒パウロはわたしたちが「神の子孫」であると教えています。
黙示録のイエス・キリストの約束も神のようになることを示唆しています。「勝利を得る者には、わたしと共にわたしの座につかせよう。それはちょうど、わたしが勝利を得てわたしの父と共にその御座についたのと同様である。」
これらの聖句の解釈は、教派や個人によって異なると思います。末日聖徒イエス・キリスト教会では、この聖句をそのまま解釈しており、わたしたちは自分たちの現世の行いによって、いつか神のようになることができる、と信じています。
>また、キリスト教では三位一体の神を信じますが、モルモン教では認められませんね。理由を簡単に教えて下さい。
理由は上記の回答も含まれますが、末日聖徒イエス・キリスト教会の信仰箇条第一条にははっきりとこうあります。「わたしたちは、永遠の父なる神と、その御子イエス・キリストと、聖霊とを信じる。」
また、ジョセフ・スミスが14歳の時に、ヤコブの手紙第1章5節にならって真実の教会を求めて神に祈った時の経験も理由です。彼は、神様とイエス・キリストにお会いしました。神もイエス・キリストも別々の御方としてジョセフ・スミスの前に姿を表しました。
また、神もキリストも聖霊も別々の御方であると信じていますが、目的において一致しているということで1つだと信じています。
簡単にお伝えするなら、これがわたしたちが一般的な三位一体を信じていない理由です。
もしよかったらこちらの動画もご覧ください。https://bit.ly/3RQrxBZ
幸楽社さん、
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では、いただいた質問にお答えします。
>その神の肉体は、復活の体とどう違うのですか?神になった人はキリストのように復活しているわけですから生前の肉体とは異なる霊的な体を持っているのでしょう?
私たちの教会では、現世(今生きている状態)で様々なことを経験し、キリストの贖いの祝福を受けて成長していると信じています。亡くなった後は、おっしゃる通り復活をし、完全な体を得て神にお会いして、最後の裁きを受けます。この裁きでは、自分が生きている間に行ってきたことに基づいて、その後自分が行く世界が決まります。わたしたちが目指すところは、神がおられる日の栄えという場所です。ここは最も栄光ある場所で、神と一緒に住むことがふさわしい人が行くことができます。
このことから、神は栄光ある御方だと信じています。体は完全で霊はその最も高い位の栄光を受けています。この点から、神の霊は特別です。しかし、それは復活したから栄光ある霊を得たのではなく、神御自身の霊が栄光ある霊だったということです。
>聖書では、人間が神化するとは明記されていません。キリストのようになれるとはありますが…。
果たして、唯一神という聖書の教えをモルモン教ではどのように解釈なさっておられるのですか?
わたしたちは唯一まことの神の存在を信じています。神は万物の創造主でわたしたちの霊の父です。これは三位一体を信じないことも意味しています。神とキリストと聖霊は別の御方だからです。
すべての人が神となるとは信じていませんが、すべての人に神となる可能性があると信じています。
聖書にはわたしたちが神のようになることについて触れている聖句がいくつかあります。
創世記1章26-27節には、わたしたちが神のかたちに作られたと書いてあります。また、アダムとエバが「善悪を知る木」から実を取って食べたことによって、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった」とあります(創世記3章22節)この流れはわたしたちが神のようになる可能性の過程を指していると信じています。
また、ヨハネ10章33-34節では、キリストはこのように言いました。「あなたがたの律法に、『わたしは言う、あなたがたは神々である』と書いてあるではないか。」
山上の垂訓では、「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」イエスは弟子たちに命じられました。
他にも使徒パウロはわたしたちが「神の子孫」であると教えています。
黙示録のイエス・キリストの約束も神のようになることを示唆しています。「勝利を得る者には、わたしと共にわたしの座につかせよう。それはちょうど、わたしが勝利を得てわたしの父と共にその御座についたのと同様である。」
これらの聖句の解釈は、教派や個人によって異なると思います。末日聖徒イエス・キリスト教会では、この聖句をそのまま解釈しており、わたしたちは自分たちの現世の行いによって、いつか神のようになることができる、と信じています。
>また、キリスト教では三位一体の神を信じますが、モルモン教では認められませんね。理由を簡単に教えて下さい。
理由は上記の回答も含まれますが、末日聖徒イエス・キリスト教会の信仰箇条第一条にははっきりとこうあります。「わたしたちは、永遠の父なる神と、その御子イエス・キリストと、聖霊とを信じる。」
また、ジョセフ・スミスが14歳の時に、ヤコブの手紙第1章5節にならって真実の教会を求めて神に祈った時の経験も理由です。彼は、神様とイエス・キリストにお会いしました。神もイエス・キリストも別々の御方としてジョセフ・スミスの前に姿を表しました。
また、神もキリストも聖霊も別々の御方であると信じていますが、目的において一致しているということで1つだと信じています。
簡単にお伝えするなら、これがわたしたちが一般的な三位一体を信じていない理由です。
もしよかったらこちらの動画もご覧ください。https://bit.ly/3RQrxBZ