生まれたときから末日聖徒イエス・キリスト教会(しばしばモルモン教会と呼ばれています)の会員であるわたしは,小さいときから什分の一の律法について両親から学びました。什分の一の律法はあなたもすでにご存じかもしれませんが,収入の10分の1を地上に主の王国を築くために主に捧げるというものです。これらの献金は神殿や教会堂の建設,伝道やその他に使われます。

この律法により,mormon-tithingわたしや家族の生活に祝福をもたらしてきたことを知っていたので,この律法について本当に疑問に思ったことはありませんでした。両親はこの律法を守り続けるよう教え,わたしは小さい頃からそれを守ってきました。大人になって,家族はお金持ちの部類には決して入ってはいませんでしたが,わたしたちはいつも必要な物はありました。結婚して自分の家族を持つと,忠実に什分の一を守っていたおかげで祝福が与えられたのがわかりました。

結婚したばかりの貧しい大学生だった頃の一つの逸話は主人がコンピューターを必要としていたときのことでした。わたしたちは検約して貯めたお金で,お店でコンピューターを買いました。後で通帳を見ると,お金はお店に振り込まれていましたが,お店はすぐにそれをわたしたちの口座に返金したことがわかりました。わたしたちは銀行に問い合わせましたが,銀行はお店がお金を返金したことについてまったく聞く耳を持ちませんでした。それで,お店に問い合わせると,お店も代金は受け取っていると頑として譲りませんでした。わたしたちはこれは忠実に什分の一を払っていた祝福だと感じました。

両親の模範から,また自分の経験から,什分の一を払うなら,祝福を受けることを知っています。この戒めを守るのがいつでも簡単なわけではありません。什分の一はわたしたちの従順と神への信頼を表す方法です。わたしたちはお金持ちになることはないかもしれませんが,必要な物は与えられ,自分がわからないような方法で祝福を受けるかもしれません。主はわたしたちにすべてを与えてくださったのです。主が求められるのはたったの十分の一なのです。わたしたちが日々いただくすべてのものに対する主への感謝を示すために什分の一はすばらしい方法だと感じています。

この文章は末日聖徒イエス・キリスト教会の会員であるコニーの寄稿です。