4月と10月の最初の週末は、モルモン教にとって特別な時です。6ヶ月ごとに、土曜日と日曜日に二時間のセッションが5回の「総大会」が行われます。総大会は多くの言語に訳されます。ケーブルテレビやインターネットストリーム配信での視聴に加え、後にDVDを視聴したり、ダウンロードしたり、エンサインやリアホナなどのマガジンを読むことができます。1400万人を越えるモルモン教の会員のほとんどは、総大会でのメッセージを受け取ることができます。
伝統的に、音楽はモルモン・タバナクル合唱団と地元の会衆(ワードと呼ばれる)の聖歌隊によって提供され、教会の預言者、十二使徒、女性指導者、七十人によって、話がなされます。神からの霊感によって準備された、時宜にかなった啓示的な話です。モルモン教の総大会にあわせて、中央女性集会も開かれます。
個人的に総大会に出席するためにソルトレーク・シティに行く人たちは、無料で入場することができ、カンファレンス・センターは、3万人近い人を収容します。入りきれなかった人たちの集会は、テンプル・スクエアのタバナクルや近くの他の建物で視聴することができます。有線テレビもステークセンター(ステークはワード集めて管理運営する)に集会の様子を届けます。
ユタでは10月と4月は、気候が変わる月で、素晴らしいこともそうでないこともあります。人々は総大会に出席するために広範囲から集まります。モルモン教の宣教師たちの同窓会が、しばしば近い場所で、その時期に行われます。地元の家族を含み、家族は、一緒にテレビで大会を見るために集まり、集会と集会の間の時間に食事を楽しみます。わたしの娘の家族は、大会のある日曜日を「クレープ・サンデー」と呼びます。
テンプル・スクエアへの訪問者に備えて、たくさんの準備がなされます。テンプル・スクエアのおもてなしは、一年のこの時期は完全に忙しい状態です。テンプル・スクエアの食事所、ノーブー・カフェ、ライオン・ハウス・パントリー・レストラン、ジョセフ・スミス・メモリアル・ビルディングにあるガーデン・レストランとルーフ・レストランは、早い時間から、十分に備えなければなりません。テンプル・スクエア歓迎委員会、副委員長のスペンス・ハーゾグは、500個以上のランチボックスが作られて店頭販売の場所に準備され、支柱が運び込まれると、説明します。
ノーブー・カフェでは、メイン・ストリートとテンプル・スクエアの眺めを楽しむことができます。総大会のある土曜日には、1300人以上のお客さんが訪れることがあります。
営業時間を延長し、大会の土曜日には7時から10時45分まで、温かい朝食を提供しています。テーブルでいっぱいになった部屋を余分に準備し、食品と飲料の在庫を増やし、従業員も増員します。普段は約12人の従業員が働いていますが、大会の土曜日には約3倍の30人が働きます。
カフェの従業員にとっては、19時間労働の日です。準備は2週間前に始まり、前もって作られるデザートと(パイやタルトなどの)ペストリーは、通常の3倍の量です。金曜日には、300個のポットパイが、作られます。
ライオン・ハウス・パントリー・レストランはロールパンで有名です。スタッフは大会の土曜日には一日の始まりに30皿焼き、全部で1200個焼きます。加えてベーカリーは、パントリーとデセレト・ブックでのケース買いのためのロールパンを焼きます。パントリーは、大会の土曜日には、約1300人に食事を提供します。最も大変なことは、イベントのために新しいスタッフを連れてきて、訓練すること、特に、冬から4月の大会に向けては大変です。冬はソルトレークを訪れる観光客も少なく、ゆっくりしています。パントリーは1時間に200人収容でき、ノーブー・カフェと同じランチボックスも大会参加者に提供します。ライオン・ハウス・パントリー・は、11:00amから10:00pmまで大会の土曜日には営業していて、ブリガム・ヤングの歴史的住居です。
ガーデン・レストランは、ジョセフ・スミス・メモリアル・ビルディングの10階にあります。パスタやサラダ、サンドイッチ、スープ、その他のメイン・ディッシュをランチやディナーに提供していますが、有名なのは、ピクルス・フライです。大会の土曜日には、レストランは、ランチタイムには最大365人、ディナータイムには425人に食事を提供します。レストランは、11:00amから10:30pmまで、大会の土曜日には営業しています。
ルーフ・レストランは、ガーデン・レストランの向かいにあり、ソルトレーク神殿の眺めが素晴らしいです。レストランは、ビュッフェスタイルで、ランチタイムとディナータイムに営業しています。「大会の土曜日には、ランチタイムに300人、ディナータイムに5百人の最大収容人数に達します。しかし、大会の土曜日のディナータイムは通常の週末とあまり変わりありません。どちらも最大収容人数に達し、全従業員であたるからです。しかし、総大会の神権部会の後、物事は通常とは変わります。
モルモンの信条によると「神権」とは、神の御名により行う力と権威であり、すべてのふさわしい男性と12歳以上の少年が、神権の力を持つことができます。総大会の土曜日の夜には、彼らのためにセッションが開かれます。しかし、誰でもそのセッションをダウンロードをしたり、インターネット配信を見たり、記録したものを読んだりできます。神権部会の後、ルーフ・レストランは、日曜日用のよそ行きの服を着た男性と少年で満杯になります。ピアニストが教会の賛美歌やジャズナンバーで楽しませてくれます。
テンプル・スクエアのレストランについてのさらに詳しい情報については、下記に電話してください。
801-539-3100 (アメリカ国内)
または、下記ウェブサイト参照
Temple Square Hospitality.com. (テンプル・スクエア歓迎委員会)(英語)
追加の参照
Meet Mormons (モルモンに会う)
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