十代のとき、わたしは真実を知るために多くの時間を費やしました。わたしは想像だけでものをいうタイプではありません。想像したかったのではなく、知りたかったんです。学問的な数学の方程式を説いたり実験をしたりすることはできましたが、宗教的な疑問についてはどうするべきなのでしょう？わたしは友人に、宗教に関して何が真実かを知る方法はないと話しました。彼女は真実を知っているといいました。それでわたしはとても興味がわきました。彼女はどうやって知ったのでしょうか？
末日聖徒イエス・キリスト教会（モルモン教）から、わたしと同じ疑問を持っていた十代の女の子に焦点を当てたビデオが、十代の青少年たちに向けて出されています。（英語）その女の子は真実を知りたがっていました。そして、その子は、1800年代に生きていた少年から答えを得ました。彼女と同じで、14歳のジョセフ・スミスはどの教会に加入するべきか知ろうとしていました。ジョセフはともだちや家族が所属するからという理由や、楽しいからという理由で教会を選びたくはなかったのです。彼は真実の教会に加入したいと思っていました。
多すぎる宗派：正しいのはどれ？
しかし、ジョセフはどのようにどの教会が正しいかを知ることができたのでしょうか？彼は様々な宗派の教会にいき、牧師や尊敬する人々に話を聞きました。彼らは皆、彼らの教会が正しい教会だということに自信をもっていました。問題だったのは、それぞれの教会がみなお互いと対立していることでした。すべての宗派に、ほかの教会とは違う独特の大切な教えがありました。そんななか、どれが正しいかを当てることなどできるでしょうか？それに加え、彼らは聖職者なのです。ジョセフが知るよりもずっと、彼らのほうが聖書についてよく知っていたでしょう。そんな彼らでさえも、何が真実かという問題においては共通の答えを出すことができずにいました。
ジョセフ・スミスの家族は聖書を愛しており、家族で読んでいました。しかし、ジョセフは個人で読む必要があると感じました。ヤコブ書1章5節を読んでいるとき、彼はとても興味深い言葉を見つけました。
あなたがたのうちに、知恵に不足しているものがあれば、その人は、…神に願い求めるがよい。（ヤコブ書1章5節）
突然ジョセフは、疑問を解く方法を見つけました。聖職者たちはなにが真実かについてそれぞれの意見はあるかもしれませんが、神ならなにが真実か間違いなく知っている、と思ったのです。多くの人が、イエスの兄弟によって書かれたと思っている聖書のこの部分は、神は信仰をもって尋ねる人には答えられるという約束でした。
真実を知るために祈る
ジョセフは、そのような大切な祈りは個人的に行われるべきだと考えました。人目を避けることは、大家族の住む小さな家では簡単なことではなかったので、彼は家の近くの森に入って行きました。そこで彼はひざまづき、声に出して祈りました。声に出して祈ったのは、その時がはじめてでした。
ジョセフは答えを得ました。彼の場合、神とイエスが直接彼の祈りに答えるために降ってきました。ジョセフは、現代における最初の預言者となるように神に召されたのですから、特別な答えが必要だったことも頷けます。わたしの友人がジョセフ・スミスについて話したとき、わたしは神がわたしの疑問に答えるためにわたしに直接会いにくるとは思えないといいました。彼女はわたしに同意しましたが、神が直接会いに来る必要はないのだといいました。神は聖霊を送って、わたしの心の疑問に答えさせることができるのです。わたしがするべきことは、答えが与えられると信じて祈ることだけでした。
ビデオのなかの少女は、ジョセフ・スミスがしたことを自分もすることができると気が付きます。16歳のときにわたしがしたように、彼女は神に真実を知る助けを求めて祈りました。そのビデオの終わりの彼女のほほ笑みを見れば、彼女が答えを得たことは確かです。
わたしも、この女の子と同じ答えを得ました。時間はかかりましたが。わたしは、祈りの方法と、答えを見出す方法について学ぶ必要があったのです。わたしはモルモンの宣教師と会い、数週間にわたって彼らはどうしたらいいかの方法を教えてくれ、友人の勧めにしたがって祈ってみるように励ましてくれました。数カ月後、17歳の誕生日のすぐあとに、わたしはバプテスマをうけ、モルモン教の会員になりました。
あなたにはモルモン教の友達がいますか？いるなら、彼らの証（神様について知ってること、確信。）について聞いてみてください。あなたのまわりにモルモン教の会員がいなければ、Mormon.orgというウェブサイトで彼らの話を読むことができます。宣教師とオンラインでチャットすることも可能です。友達を作ったり議論をしたりする場ではありませんが、もし心から真実を知りたいと思うなら、この場はあなたの真剣な質問に答えてくれる場です。
ジョセフ・スミスの物語についてはここを読んでみてください。（この時彼はたった14歳です。）ビデオはこちらから。
この記事はテリー・リン・ビットナーによって書かれ、Mormonyouth.orgに掲載された記事です。
写真はlds.orgより
