シオンの若者とは心が清い青少年たちを指します。以下は前預言者、ゴードン・B・ヒンクレー大管長が教会の若者について語った言葉です。
「わたしはモルモン教の会員の若者たちをとても喜ばしく思っています。この世には悪がはびこっています。刺激的な影響をもつ誘惑が、わたしたちを取り巻いています。運の悪いことに、わたしたちはこの破滅的な力に負けることが多くあります。わたしたちはその力に負けた人々のために悲しみます。彼らを助けるため、彼らを救うために手を差し伸べますが、その祈りははねのけられることがほとんどです。その後には、悲劇が待っています。そしてその道は、破滅につながる道です。
しかしその一方で、信仰深く正直で、矢のようにまっすぐで海の波のように強く決めた道を突き進む若者も、何万といます。その道は正義と善良の道で、達成と成果の道です。彼らは自分たちの人生を形作っているので、世界は彼らにとってより良い場所となります。」(末日聖徒イエス・キリスト教会第15第大管長ゴードン・B・ヒンクレー)
預言者を慕うモルモン教の若者
ヒンクレー大管長はモルモン教の若者たちを愛し、彼らもヒンクレー大管長を愛していました。わたしも言葉にするのを忘れがちですが、モルモン教の若者たちを誇りに思っています。彼らはとても素晴らしい若者たちです。彼らが示す数々の信仰の模範は、注視するにふさわしく、彼らにとってまさに世界はよりよい場所です。彼らはもちろん完璧ではありません。でも完璧な人なんていないでしょう?彼らはほとんどの場合典型的な十代の若者ですが、同時にかなり特殊でもあります。他にどこで、イエス・キリストの人生と教えを学ぶセミナリー(教会の若者のためのクラス)に出席するために毎朝5時半に起きる十代の若者がいるでしょうか?
モルモン教の若者が、学校に行く前の朝早くにセミナリーに出席するという事実については、メディアも注目しています。ケイティー・パーカーはこういったストーリーを「セミナリーで始まるミシガン州のモルモン教の若者の一日」として記事にしています。
ある週、ヒンクレー大管長の訃報を受けて、モルモン教の若者たちはその言葉を広めるために自分たちで組織をつくりました。実は、わたしたちはその若者たちから大管長の死を知ったのです。わたしたちの十代の息子のともだちがユタに住んでいて、(わたしたちはペンシルベニアに住んでいます。)ヒンクレー大管長の訃報を聞くやいなや息子にメールをくれたのでした。
ある土曜日に行われたヒンクレー大管長を偲ぶ会で、モルモン教の管理ビショップであるH・デイビッド・バートンはモルモン教の若者に特別な賛辞を送りました。彼は大管長の訃報が即座に広まったのは、若者たちがメールですぐにそれを広めてくれたからだと言いました。彼はまた、そういった模範を通してヒンクレー大管長に敬意を示してくれたことに感謝を述べました。
しかし、モルモン教の若者たちは、ヒンクレー大管長の訃報に関するメールを送るだけではおわりませんでした。メールを使って、彼らは自分たちで愛する預言者への贈り物を準備したのです。次の週の月曜日、世界中のいたるところで、モルモン教の若者たちは日曜日に教会に行く服装で登校しました。
他のモルモン教の若者たちも、違った形でヒンクレー大管長に敬意を示しました。教会で、または学校の友人と、またはYouTubeで証を分かち合った若者たちもいました。
その数日、わたしはその若者たちに多大なる勇気と信仰を見ました。彼らは神の強いしもべであり、良いことを行い世界に証を分かち合うために強く立ち上がっています。モルモン教の教会でよく知られている賛美歌は、彼らの大きな信仰について歌っています。
「シオンの若者 真理を守り
攻めくる敵に会い ひるまず逃げず
われら受けし信仰を持ち
殉教者の持つ真理を信じ
戒め守らん 手に心に霊にも」
この記事はモイラ・Tによって書かれ、ldsblogs.comにYouth of Zionとして投稿されました。写真提供も同じく。