モンソン大管長、2016年4月の総大会で話す

現在の預言者、トーマス・S・モンソン大管長は、約53年間、モルモン教の総大会のため、毎回お話を準備されてこられました。1963年に新しい使徒として召されてから、2008年にモルモン教の大管長として召された後も、モンソン大管長は常に、個人的な身の上話を福音の原則に調和させる才能を使いながらお話されてきました。大管長のお話は、聞く者の心を揺り動かし、イエス・キリストに従うためにもう少し努力できるよう、やる気を与えてくださいます。年をとられても、今もなおモンソン大管長は、人々に霊感を与え、元気づける賜物(能力)をお持ちです。

では、預言者は今回の総大会で、現在のわたしたちにとって重要なこととは何であると語られたのでしょうか?日曜日の午前の部会で、大管長は4つの新しい神殿が建設されることを発表され、今日、儀式が行われる150の神殿のため、わたしたちが受けている祝福に感謝を述べられました。

わたしはお話の中で、わたしたちの愛する預言者が世界に分かち合うよう印象を感じられた、極めて重要なメッセージを確認しました。わたしはそれは主が預言者をとおして、あなたやわたしのために送られた重要なメッセージであると信じています。   

自分が何者であるかを忘れない

モンソン大管長は、このお話を中央神権部会(男性の集会)でされましたが、わたしはこの原則はすべての女性も指針とすべきであると感じました。「自分が誰で、何者になることを神が期待しておられるかを忘れないでください。あなたは約束の子供です。あなたは力ある男性です。あなたは神の息子です。」

わたしたちは約束の子供であり、そのようなものとして、わたしたちは聖なる場所に立ち、「選ばれた種族」としての神聖な称号に値するよう生活するために預言者の勧告に従う必要があります。

自分が誰で、何者になることを神が期待しておられるかを

忘れないでください。

常にふさわしくある 

モンソン大管長は、神権者たちに「神権を保護し、守ること」、そして「常にその力を呼び出すふさわしさを、保っていることができますように。その力がいつ必要になるか、その機会がいつ訪れるか、分からないからです」と嘆願されました。

神権の偉大な力とその特別な祝福を受けるためには、責任を厳粛に受け入れる必要があります。

「必要なとき、奉仕を行うとき、祝福を施すときのために、常に自分を備えることを、わたしたちが今ここで、決意することができますように。」

信仰を選ぶ

人が神、信仰、宗教について疑いや疑問を抱くときどうすればよいか、預言者は完璧な答えを与えてくださいました。舵取りは、あなた次第なのです。

「自分の中に大いなる力強い信仰を築き上げる選択ができますように。それは敵対する者の計画に対する最も効果的な防御手段となる信仰、わたしたちを支え、正しい選択をする望みを強めてくれるような本物の信仰です。」

キリストを選ぶ勇気を持つ

キリストを選ぶなら、正しい選択をしたことになります。

モンソン大管長は、不思議の国のアリスの物語の抜粋を使ってこの原則を教えられました。大管長は、アリスが分かれ道に差しかかり、どちらの道を行こうかと考えていると、チェシャ猫は「それはおまえがどこに行きたいかによるね。自分の行きたい場所が分からなければ、どっちの道を行っても大した違いはないさ」と答えたと話されました。

モンソン大管長は、どちらの道を進むべきか知らなければならないことを、わたしたちに思い起こすよう語られました。わたしたちには、天の御父のもとに戻るという目標があるので、「世間に迎合しない勇気を持ち続け」なければなりません。たとえ「安易な悪ではなく、困難な善」を選択しなければならないとしてでもです。

「日々の生活の中で下す決断について—これを選択するかあれを選択するか—考えるとき、キリストを選ぶなら、正しい選択をしたことになります。」

自分が何者であるか忘れないでください。「選ばれた種族、祭司の国」の称号に値するよう生活してください。信仰を強める選択をしてください。そして常にキリストを選んでください。

神の預言者からの御言葉は、従うためにあります。その御言葉は、特にあなたとわたしのために話されました。

モンソン大管長の日曜日午前の部会はこちらから、また中央神権部会はこちらからご覧になれます。

 

この記事は、もともとアイリナ・ダニエルソンによってLDS.orgに書かれたものです。